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超電導リニアは、車上の超電導磁石と地上側に敷設されたコイルとの電磁気的な相互作用により、 車両とガイドウェイ(従来の鉄道の軌道)とは、非接触で走行することができます。超電導リニアは、車両に搭載した超電導磁石と地上コイルの間の磁力によって、車両を10cm浮上させ、超高速で走行する鉄道です。1962年、全く新しい輸送システムである浮上式鉄道の研究がスタートし、1997年4月からは山梨リニア実験線において走行試験を開始しました。超電導リニアの技術レベルについては、各段階において評価されており、超電導リニアは既に営業運転に支障のないレベルに到達しています。

 

リニア中央新幹線の導入は、東京ー名古屋ー大阪という大都市圏を一体化し、ひと続きのメガポリスを誕生させるとともに、日本列島全体の時間距離を短縮し、経済社会活動の効率性を高める効果があります。また、広い地域を高速交通網に組み入れることができ、多様な拠点都市が誕生します。移動時間の短縮は、人、モノ、情報の活発な交流を生み出し、快適な生活圏の創造とバランスのとれた国土づくりが可能となることでしょう。このようにリニア中央新幹線の実現により、世界でも稀に見る高度な都市機能と自然が調和した魅力的な経済都市圏が創出することが期待されています。

 

2015年4月には、鉄道の世界最高速度となる時速603kmを記録。航空機並みのスピードで多くの乗客を一度に輸送できる新しい高速輸送システムが日本の技術から生み出されました。 リニア中央新幹線は、一人を1km運ぶ時の二酸化炭素排出量を他の交通機関と比較すると、航空機の半分以下、乗用車の約9分の1の削減が見込まれます。クリーンな電気エネルギーを有効活用し、浮上走行するため、騒音や振動も少なく、沿線の環境への影響を最小限に抑えることができます。環境保全とスピードを両立する、新時代の交通機関といえます。 

 

リニア中央新幹線は、東京都から甲府市附近、赤石山脈(南アルプス)中南部、名古屋市附近、奈良市附近を経由し大阪市までの約438kmを、我が国独自の技術である超電導リニアによって結ぶ新たな新幹線です。
世界でも有数の人口集積地域である三大都市圏を、超電導リニアにより新しいルートで結ぶリニア中央新幹線は、沿線地域のみならず我が国全体に活力をもたらす国家的プロジェクトであり、早期全線整備に向け、関係者が一体となった取組が望まれます。

 

リニア中央新幹線は、航空機並みのスピードと新幹線の高速大量輸送能力を併せ持った画期的な輸送機関です。リニアは、航空機のような搭乗手続時間は必要ありませんので、実質的なスピードは航空機よりも速いといえます。また、リニア1編成で航空機の輸送能力を大幅に超える、1,000人を運ぶ輸送能力を有しています。

 

2027年(平成39年)を目標に中央新幹線として、品川駅 - 名古屋駅間の営業運転を開始する予定である。

 

超電導リニア。それは超電導を利用した世界に誇る日本独自の先端技術。従来の鉄道のように車輪とレールとの摩擦を利用して走行するのではなく、車両に搭載した超電導磁石と地上に取り付けられたコイルとの間の磁力によって非接触で走行します。そのため、従来の鉄道とは異なり時速500kmという超高速走行が安定して可能となります。

ある種の金属・合金・酸化物を一定温度以下としたとき、電気抵抗がゼロになる現象を超電導現象といい、超電導状態となったコイル(超電導コイル)に一度電流を流すと半永久的に流れ続けます。超電導リニアには、超電導材料としてニオブチタン合金を使用し、液体ヘリウムでマイナス269℃に冷却することにより超電導状態を作り出しています。

リニアモーターとは、従来の鉄道車両のモーターを直線状に引きのばしたものです。このモーターの内側の回転子が車両に搭載される超電導磁石、外側の固定子が地上のガイドウェイ(軌道)に設置される推進コイルに相当します。

ガイドウェイとは、従来の鉄道のレールに相当する構造物と、モーターに相当する地上コイルから構成される超電導リニアの重要な要素で、超高速走行時に安全かつ、快適な乗り心地を確保する役目を果たします。

 

ガイドウェイの推進コイルに電流を流すことにより磁界(N極・S極)が発生し、車両の超電導磁石(N極・S極を交互に配置)との間で、引き合う力と反発する力が発生します。これを利用して車両(超電導磁石)が前進します。

ガイドウェイの側壁両側に浮上・案内コイルが設置されており、車両の超電導磁石が高速で通過すると両側の浮上・案内コイルに電流が流れて電磁石となり、車両(超電導磁石)を押し上げる力(反発力)と引き上げる力(吸引力)が発生します。

ガイドウェイの側壁両側に設置された浮上・案内コイルは、車両が中心からどちらか一方にずれると、車両の遠ざかった側に吸引力、近づいた側に反発力が働き、車両を常に中央に戻します。

2015年4月には、鉄道の世界最高速度となる時速603kmを記録。航空機並みのスピードで多くの乗客を一度に輸送できる新しい高速輸送システムが日本の技術から生み出されました。